ベートーヴェン 交響曲全集 おすすめ・トップ10

サイト管理人のともやんです。

2020年は、1770年の生まれのベートーヴェンの生誕250年ということで、企画盤など多く発売されました。

またコンサートも世界で数多く開催される予定でしたが、新型コロナ禍により、中止や延期が余儀なくされてしまいました。

でも、こんなときこそベートーヴェンの音楽が必要かもしれません
ベートーヴェンは、作曲家として致命的な耳の疾患を持ちながら、人びとに勇気と希望を与える音楽を続けました。

かと言ってベートーヴェンの音楽は、勇ましいだけではありません。
時には優しく、時には儚く、美しく、そして深い。

そんな多面的な音楽だから、世界の人びとから愛され続けられると思います。

ベートーヴェンの作曲したジャンルが多岐にわたりますが、生涯を通して作曲されたのが、9つの交響曲、16作の弦楽四重奏曲、32作のピアノソナタです。

その中でも特に交響曲は、師や先輩であるハイドン、モーツァルトの作品に比べ、数こそ少ないですが、個性的で革命的な作品生みだしました。

このサイトでは、ベートーヴェンの交響曲のおすすめの名盤からタワーレコードでおすすめトップ10をご案内していきます。


久石譲 フューチャー・オーケストラ・クラシックス

久石 譲 (指揮)
フューチャー・オーケストラ・クラシックス
(旧ナガノ・チェンバー・オーケストラ)
録音:2016年7月~2018年7月 長野市芸術館メインホールにてライブ録音

ベートーヴェン:交響曲全集 久石譲 、 フューチャー・オーケストラ・クラシックス

久石譲が2016年より取り組んだベートーヴェン・ツィクルスは、かつてない現代的なアプローチが話題を集めました。

作曲家ならではの視点で分析したベートーヴェンは、推進力と活力に溢れています。

日本の若手トッププレーヤーが集結した「ナガノ・チェンバー・オーケストラ」は、2019年、久石譲とともに「フューチャー・オーケストラ・クラシックス」と名称新たに、世界へ発信するオーケストラとして再スタートを切ります。

サイモン・ラトル ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:サイモン・ラトル
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:バーミンガム市交響楽団合唱団
ソプラノ:バーバラ・ボニー
コントラルト:ブリギット・レンメルト
テノール:クルト・ストレイト
バリトン:トーマス・ハンプソン
録音:2002年4月29-5月17日、Groser Musikvereinssaa, Vienna(ライヴ)

ベートーヴェン: 交響曲全集 サイモン・ラトル ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ラトル盤に関して、評論家故宇野功芳氏の著書から引用したい。
ラトル&ウィーンフィルによるベートーヴェンの交響曲全集は、人によって評価がまちまちです。僕ももろ手を上げて人にこれいいよ!って薦められないもどかしさを感じます。
しかし、宇野氏に迷いはありません。そこが宇野氏の批評が人気があるところだと思います。

宇野氏は、特に第5番と第9番を高く評価しています。
ここでは、「第九」の宇野氏のコメントを引用します。

録音優秀な『第9』として、ラトル盤の存在は嬉しい。第一楽章はフォルティッシモの主題提示の、力みがない充実感が模範的である。柔らかみがあり、ふっくらとした含みがある。テンポは今の感覚からすれば遅いくらいだ。第2主題へ向かっての強弱やテンポの変化もすばらしく、一つひとつの音にすべて意味がこめられているかのようである。

中略

そして凄絶な再現部!フルトヴェングラーがもの足りないだけに胸がすっとする。とにかく、これだけの第一楽章はめったに聴けない。”

 

クリストファー・ホグウッド エンシェント室内管弦楽団

指揮:クリストファー・ホグウッド (フォルテピアノ)
管弦楽:エンシェント室内管弦楽団
合唱:ロンドン交響合唱団
ソプラノ:アーリーン・オジェー
メゾ・ソプラノ:キャサリン・ロビン
テノール:アンソニー・ロルフ・ジョンソン
バス:グレゴリー・ラインハート

ベートーヴェン: 交響曲全集「コリオラン」序曲、「エグモント」序曲<タワーレコード限定> クリストファー・ホグウッド 、 エンシェント室内管弦楽団

'70年代後半から録音が開始され話題となったモーツァルトの交響曲全集やその後のバッハやヘンデル、後期バロック以降の曲を中心にオワゾリール・レーベルに録音してきたホグウッドが、満を持して1983年から89年にかけて収録したベートーヴェンの交響曲全集を約30年振りに国内盤で再発。

ちょうど2021年はホグウッドの生誕80年&没後7年にあたります。録音当時、ブリュッヘンやノリントンといった特徴ある話題盤と同時期だったこともあり、現代ではその功績が十分認められていない感があるかも知れませんが、自ら結成したピリオド楽器のエンシェント室内管弦楽団と共にこのベートーヴェンは、初期交響曲におけるフォルテピアノの付加や一部原典版を採用するなど、斬新なアイデアも入れた革新的な録音でした。

他の古楽器オケと異なり、ストイックなまでの演奏を含む追及は少ないものの、ホグウッドの解釈は探求心に溢れているものです。極端ではなく的確な解釈がホグウッドの特筆であり、実は内容的にはかなり攻めているにも関わらず、その音楽に入る間口は広いしているなど、今考えてみてもある意味先駆的な活動をホグウッドは行っていたと気付くのではないでしょうか。

また、今回の解説書には収録に参加した全メンバー表を曲毎に再掲載しています。各自の使用楽器には弦楽器に至るまでメーカー名と製造年が明記されており資料的価値も高いのですが、第7-9番に至っては史実に符号させてか、管楽器全部とティンパニに至るまで倍管で演奏を行うなど、その実務性に驚く点もあります。

現在は録音時から更にベートーヴェンへの解釈が深化し、ロトやクルレンツィス、カサドなどの演奏にも我々は親しんでいます。それらの演奏を経験した上でホグウッドの演奏を聴くと、決して過去にあった演奏のひとつとは思わないでしょう。この演奏は現代でも活きている、と今でこそ理解できるのではないでしょうか。それだけの偉業をホグウッドは成し遂げています。

ロリン・マゼール アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:ロリン・マゼール
管弦楽:アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:フランチェスコ・チレア合唱団
ソプラノ:マリア・ルイジア・ボルシ
メゾ・ソプラノ:エレーナ・ツィトコーワ
テノール:マリウス・ブレンチウ
バス:ラファウ・シヴェク

ベートーヴェン 交響曲全集 ロリン・マゼール アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団

かのゲーテがここを訪れた際に「ここからの景色は世界一の美しさ」と賞賛した、シチリア最大の名所タルミーナのギリシャ劇場。真夏の夜の野外劇場にて五日連続で行った演奏会は大成功を収めました。

演奏時間を見ればお分かりの様に基本的に物凄い快速!特に第7番の終楽章は6分少々という暴れっぷり。しかし雑にもしっちゃかめっちゃかにならないところが指揮棒のヴィルトウオーゾ、マゼールのマゼールたる所以です。常に冷静な眼が光っております。

第5番は、今までの演奏とは信じがたい程にトスカニーニに傾斜した演奏で筋肉質で快速で厳格なリズム感。威厳漂う名演。第1番や第2番の初期交響曲、小さな第8番に味わいが深いのも巨匠ならではです。

第4番、第6番はデリケートさを保ちつつもエッジの利いたフォルムに感動。「英雄」や第九の芸格の大きさはマゼールが老境に入って真の巨匠になった証とも申せましょう。


リッカルド・ムーティ フィラデルフィア管弦楽団

指揮:リッカルド・ムーティ
管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団
ソプラノ:シェリル・ステューダー
メゾ・ソプラノ:デロレス・ヅィーグラー
テノール:ペーター・ザイフェルト
バス:ジェイムズ・モリス
合唱:ウェストミンスター合唱団

録音:1985~1988年、フィラデルフィア、フェアマウント・パーク、メモリアル・ホール(原盤: EMI)

ベートーヴェン: 交響曲全集 リッカルド・ムーティ フィラデルフィア管弦楽団

1980年代後半に集中して録音された、ムーティ&フィラデルフィア管によるベートーヴェン交響曲全集。

「レオノーレ」第3番や「フィデリオ」などの序曲も収録。

ムーティは、1980~1992年の間、フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督期間中の代表的録音。前任のオーマンディの推薦で若き後継者となったムーティのこの録音は、ドラマティックで躍動感に溢れたもので、ムーティならではの芸術性が放出されています。

 

ヘルベルト・ブロムシュテット ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
管弦楽:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
合唱:MDR放送合唱団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス合唱団
ソプラノ:シモーナ・シャトゥロヴァー
バリトン:クリスティアン・ゲルハーヘル
テノール:クリスティアン・エルスナー

ベートーヴェン: 交響曲全集 ヘルベルト・ブロムシュテット ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

ブロムシュテットによるベートーヴェンの交響曲全集が登場。オーケストラは、ブロムシュテットが1998年から2005年の7年間に渡ってシェフを務めた、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。
2017年現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立ち、絶大な信頼を獲得しています。ブロムシュテットは、2017年7月に90歳の誕生日を迎え,ACCENTMUS MUSICは、これを記念して2014年から2017年の間に録音された同コンビによるベートーヴェン交響曲全曲のCDセットをリリース,大巨匠の栄光を讃えます。
世界で最も古い伝統を誇る名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は、これまでにコンヴィチュニー、マズア、シャイーなどとベートーヴェン交響曲全集を残しており、それらも歴史に残る素晴らしいものでした。しかしブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、今回待望の録音となりました。ブロムシュテット自身は、シュターツカペレ・ドレスデンと全集を録音しているので今回で2度目の全曲録音となります。
ブロムシュテットの解釈は、ベートーヴェン自身のオリジナルのメトロノーム記号に従い、速めのテンポで運ぶ演奏は、年齢を感じさせない躍動感あふれるもの。そして同時に堅実な解釈、しなやかで瑞々しい音楽は、まさに円熟の極みと言えるでしょう。

 

ユージン・オーマンディ フィラデルフィア管弦楽団

指揮:ユージン・オーマンディ
管弦楽:フィラデルフィア管弦楽団
ソプラノ:ルシーヌ・アマーラ
コントラルト:リリー・チューカシアン
テノール:ジョン・アレクサンダー
バス:ジョン・マカーディ
合唱:モルモン・タバナクル合唱団
合唱指揮:リチャード・P・コンディ

ベートーヴェン:交響曲全集 ユージン・オーマンディ

ユージン・オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団は、カラヤン&ベルリン・フィルと並び、20世紀オーケストラ美学を極めつくした存在でした。

1961年の第2番から1966年の第5番まで7年をかけて録音され、オーマンディのフィラデルフィア管在任30年を記念して、1968年にセット化されたこの「ベートーヴェン:交響曲全集」もその特徴を最大限に刻印した演奏です。

厚みのある強靭な弦楽合奏を土台にして、名技を誇る木管・金管奏者を配した、豊麗極まりない響きを作り出しています。このコンビ唯一のベートーヴェン全集で、第1番・第2番・第4番は世界初CD化。日本で全集として発売されるのもLP時代以来ほぼ40年ぶりのことです。

 

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団他

指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、バイロイト祝祭管弦楽団
合唱:バイロイト祝祭合唱団
ソプラノ:エリーザベト・シュヴァルツコップ
アルト:エリーザベト・ヘンゲン
テノール:ハンス・ホップ
バス:オットー・エーデルマン

ベートーヴェン: 交響曲全集(2010リマスター)<限定盤> ヴィルヘルム・フルトヴェングラー

フルトヴェングラーのベートーヴェンに対する思いが伝わる名盤であり遺産! このBOXでの音源は、2010-2011年にアビー・ロード・スタジオのエンジニアにより、オリジナル・ソース(78回転レコードのメタル・マスターまたはアナログ・テープ)の選定から行われ、96kHz/24bitにてリマスターされたものです。

 

カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:カール・ベーム
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
ソプラノ:ギネス・ジョーンズ 
メゾ・ソプラノ:タティアナ・トロヤノス
テノール:ジェス・トーマス
バス:カール・リッダーブッシュ

ベートーヴェン 交響曲全集 カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

オーソドックスながら聴くほどに味わい深く感じられる名演

ベームによるベートーヴェンの交響曲全集。

いずれも1970年代前半にウィーン・フィルとともに録音されたもので、常に作品自体を見抜いて客観的な基準に立って楽譜を見直すベーム。現代オーケストラにより極めてオーソドックスなベートーヴェン像ながら、聴くほどに味わい深く感じられる名演です。

 

ロジャー・ノリントン シュトゥットガルト放送交響楽団

指揮:ロジャー・ノリントン
管弦楽:シュトゥットガルト放送交響楽団
ソプラノ:カミッラ・ニルンド
アルト:イリス・ヴァーミリオン
テノール:ヨナス・カウフマン
バス:フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ
演奏団体:ゲッヒンゲン聖歌隊

ベートーヴェン 交響曲全集 ロジャー・ノリントン シュトゥットガルト放送交響楽団

2002年にシュトゥットガルトで行われた、ノリントンとシュトゥットガルト放送響によるベートーヴェン・チクルスを収めた一連のアルバムが、たいへんお求めやすいBOXで登場します。

かなり速いテンポを基本とするアプローチですが、細部までおろそかにしない、とにかく丁寧な表現で、デュナーミクや歌いまわしにも独特のアイデアが満載。その美しさと爽快感は世界中の音楽ファンを魅了しました。第九のテノールにカウフマンが参加、マーチではその若々しい歌声を楽しむことが出来ます。

   運営者

よしお 60才 横浜在住。クラシック音楽を聴き始めて50年。好きな作曲家は、もちろんベートーヴェン。聴き始めたころは、生誕200年としてお祭り騒ぎのようでしたが、今年の生誕250年は、コンサートが思うように開催できないので大人しいようです。このサイトでは、ベートーヴェンの交響曲をはじめ魅力的な楽曲の名盤をご案内して行きます。

2020年度 第58回「レコード・アカデミー賞」決定!受賞ディスク一覧

 

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