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ピアニスト 協奏曲全集 5選 2021

2021年に僕が聴いたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集から印象的なアルバムを5種類ご紹介します。

クリスチャン・ツィメルマン、サイモン・ラトル&ロンドン交響楽団

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Piano Concertos (Complete)
クリスチャン・ツィメルマン - Krystian Zimerman (ピアノ)
ロンドン交響楽団 - London Symphony Orchestra
サイモン・ラトル - Simon Rattle (指揮)

ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集 [3UHQCD x MQA-CD] クリスチャン・ツィメルマン サイモン・ラトル ロンドン交響楽団

約30年振りの再録音! 最高峰の共演による理想的なベートーヴェン演奏がここに。

ツィメルマンが2020年のベートーヴェン生誕250年にベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を、約30年ぶりに再録音!
旧録音は巨匠レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルとの共演で、第1番と第2番の録音を残してバーンスタインが亡くなったため、この2曲はツィメルマン自身が指揮を兼ねて全集を完成、数多の録音の中でも高い評価と人気を獲得しています。
今回の新録音は、サー・サイモン・ラトル指揮ロンドン交響楽団との共演で、円熟を増したツィメルマンとラトルの組み合わせに期待も高まります。

 

エミール・ギレリス ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Piano Concertos (Complete)
エミール・ギレリス - Emil Gilels (ピアノ)
クリーヴランド管弦楽団 - Cleveland Orchestra
ジョージ・セル - George Szell (指揮)

 

エミール・ギレリス ジョージ・セル&クリーヴランド管弦楽団

1968年にギレリスが晩年のセル&クリーヴランド管と旧EMIレーベルに録音した、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲を収録。
これまで高い評価を得てきた名盤です。知と情、そして技が最高の高みで融合した素晴らしい演奏として発売以来支持されてきた音源です。
今回の復刻のために、本国のマスター・テープから96kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。
永久保存盤ですこのギレリスとセルとのベートーヴェンは、1968年にクリーヴランド管の本拠地であるセヴェランス・ホールで一気に録音された音源で、これまでCDでも何度も復刻されてきた音源ではむしろありません。
演奏の素晴らしさはギレリスのいくつかある旧盤を凌ぎ、数ある同曲異演盤のなかでもひときわ際立っている名盤の中の名盤です。

 

内田光子 サイモン・ラトル&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Piano Concertos (Complete)
内田光子 - Mitsuko Uchida (ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 - Berlin Philharmonic Orchestra
サイモン・ラトル - Simon Rattle (指揮)

 

内田光子 サイモン・ラトル ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


本盤は、2010年2月に行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲ツィクルス。演奏会は4回にわけて行われ、同時にシベリウスの交響曲、リゲティ、クルタークと興味深いプログラムで構成されました。
ベルリン・フィルによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲というと、カラヤン時代以来、首席指揮者がお気に入りのピアニストを起用して演奏しています。すなわちカラヤンは、アレクシス・ワイセンベルク、アバドはマウリツィオ・ポリーニと取り上げ、録音も行われました。
内田は、ラトル時代に彼と最も多く共演したピアニスト、器楽奏者であり(約30公演)、その成果は、モーツァルト、ラヴェル、メシアン、シューマン、そしてこのベートーヴェンに結実しています。今回のリリースは、内田がベルリン・フィルにとって、最も重要なソリストであることの証左であり、彼女へのオマージュとなっています。
内田光子はインタビューで「イギリス人は、ベートーヴェンを"所有"したことがない。だから寛容なのです。それが、私がロンドンに住んでいる理由なのです。」と述べています。
自由な表現を許すイギリスに住む内田光子、イギリス人であるラトル、そしてベートーヴェンを"所有"し偉大なる伝統をもつベルリン・フィルという3者の一流のぶつかり合いは間違いなく素晴らしいものです。

 

ルドルフ・ブッフビンダー


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Piano Concertos (Complete)
ルドルフ・ブッフビンダー - Rudolf Buchbinder (ピアノ)

Piano Concerto No. 1
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 - Leipzig Gewandhaus Orchestra
アンドリス・ネルソンス - Andris Nelsons (指揮)

Piano Concerto No. 2
バイエルン放送交響楽団 - Bavarian Radio Symphony Orchestra
マリス・ヤンソンス - Mariss Jansons (指揮)

Piano Concerto No. 3
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 - Munich Philharmonic Orchestra
ヴァレリー・ゲルギエフ - Valery Gergiev (指揮)

Piano Concerto No. 4
シュターツカペレ・ドレスデン - Dresden Staatskapelle
クリスティアン・ティーレマン - Christian Thielemann (指揮)

Piano Concerto No. 5
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 - Vienna Philharmonic Orchestra
リッカルド・ムーティ - Riccardo Muti (指揮)

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集 [3UHQCD x MQA-CD] ルドルフ・ブッフビンダー

ベートーヴェン生誕250年を記念して、2019/20年シーズンにウィーン楽友協会が150年の歴史上初めて、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を演奏する栄誉をブッフビンダーに与えた演奏会シリーズの貴重な記録。
現代最高峰のオーケストラ&指揮者5組との超豪華共演。
2019年11月30日に心不全で逝去したマリス・ヤンソンスの最後の公演となった10月28日のピアノ協奏曲第2番も収録。
ウィーンに愛され、ウィーンの伝統を継承する巨匠によるベートーヴェン演奏の理想像として語り継がれるべき名演。

 

クラウディオ・アラウ コリン・デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデン


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン - Ludwig van Beethoven (1770-1827)
Piano Concertos (Complete)
クラウディオ・アラウ - Claudio Arrau (ピアノ)
シュターツカペレ・ドレスデン - Dresden Staatskapelle
コリン・デイヴィス - Colin Davis (指揮)

 

ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集 クラウディオ・アラウ コリン・デイヴィス シュターツカペレ・ドレスデン

生誕110年記念盤。アラウ81歳から84歳にかけての録音です。技術的な衰えが気になる訳ではなく、むしろ年輪を重ねた末に生まれた前人未踏の境地を開いた名演奏として、発売以来親しまれてきた名盤の復活です。
これまで3-5番に関しては国内盤含め何度か再発売を繰り返してきたものの、1&2番は久しぶりの再発。ようやくまとめて聴くことができます。
アラウにはこの盤を含め3種の全曲録音があり、そのいずれもが評価を受けていますが、最後のこの録音では堂々としていて風格を存分に感じさせる演奏が披露されており、聴く者を圧倒する出来となっています。
落ち着いたテンポと確実なタッチ、そして共演のC.デイヴィス&SKDの、重厚でありながらもポイントを見事に押さえた素晴らしい響きにより、トータル・バランスとしても歴史に残る名演を両者は繰り広げています。

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   運営者

ともやん 64才 横浜在住。
2019年7月に38年勤務した会社を退職し、現在自営とアルバイト生活。
ポップにライトでプロティアン・キャリアを実践する音楽好きおじさんです。
家族は妻と猫2匹。三人の子供たちは成人しています。
クラシック音楽を聴き始めて50年。好きな作曲家は、もちろんベートーヴェン。
聴き始めたころは、生誕200年としてお祭り騒ぎのようでしたが、先年の生誕250年は、コロナ禍によりコンサートが思うように開催できなかったので残念でした。
このサイトでは、ベートーヴェンの交響曲をはじめ魅力的な楽曲の名盤をご案内して行きます。

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