ベートーヴェン交響曲第1番をご案内します。ただし、第1番単独盤が少ないので原則全集盤でご案内します。
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ベートーヴェンの交響曲第1番は、ベートーヴェンが20代最後の年、1799年~翌年1800年に掛けて作曲されました。
初演は、1800年4月2日にウィーンのブルク劇場ででした。
そしてスヴェーテン男爵に献呈されました。
いまからちょうど220年前ですね。
1800年と言うと、ベートーヴェンは、故郷ボンからウィーンに移って8年目でした。
ベートーヴェンは、1770年の12月生まれなので、初演当時はまだ20代でした。
しかも自分にとっても初めての自主演奏会での発表した自身最初の交響曲だったのです。
20代半ばの1795年~96年に掛けて交響曲用の大量のスケッチを行い、様々なジャンルの創作を経て世に出した自信作でした。
同年に完成した最初の弦楽四重奏曲集作品18と共にと、後年楽聖と呼ばれるに相応しい創作群の幕開けを告げた作品であり年でもありました。
形式的には、まだハイドンやモーツァルトの交響曲を模範としていますが、満を持して発表しただけに、革新的な特徴も持ち合わせていました。
特にその特徴が顕著なのは、第一楽章の開始部です。俗に「誤った調」と呼ばれます。
それはヘ長調の属7和音で始め、主調のハ長調に入らずにうろうろする手法です。
これによって主部の開放感が増すのです。
いきなり先進性を打ち出したこの冒頭に、この交響曲という分野で勝負してやる、という意気込みと意欲が伺えます。
以下、全体的に転調が妙味を発揮して展開して行きます。
リズム変化に富んだ緩徐楽章、すでにスケルツォのイメージを持ったメヌエットといった各楽章の性格や管楽器用法も先人とは、一線を画するものでした。
なんといっても全体を貫く力強さはベートーヴェンならではの迫力があります。
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トスカニーニ指揮NBC交響楽団(1951年)
シャープな造形を持ち、力強い演奏
ベートーヴェン: 交響曲全集、ミサ・ソレムニス<完全生産限定盤> アルトゥーロ・トスカニーニ 、 NBC交響楽団
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フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1952年)
雄大な風格を持ち、深い表現力。
ベートーヴェン: 交響曲全集(2010リマスター)<限定盤> ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 他
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クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団(1957年)
骨太でどっしりとした雄大な演奏
『クレンペラー / ベートーヴェン: 交響曲 & 序曲集 (限定盤)』
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クリュイタンス指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1958年)
スタイリッシュでしかも力強さも兼ね備えている
ベートーヴェン: 交響曲全集、序曲集<限定盤> アンドレ・クリュイタンス 、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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シューリヒト指揮パリ音楽院気管弦楽団(1958年)
独特な枯淡にして華のある演奏
SACDハイブリッド】 ベートーヴェン: 交響曲全集 (+ステレオ版 第九)<タワーレコード限定> カール・シューリヒト 、 パリ音楽院管弦楽団
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コンビチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(1959年)
オーソドックスにして重厚なエネルギーを持った演奏
シューマン、ベートーヴェン: 交響曲全集 フランツ・コンヴィチュニー 、 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
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ワルター指揮コロンビア交響楽団(1959年)
古典的で明るい演奏の中に洗練されたロマン性がある
『ブルーノ・ワルター / ベートーヴェン:交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲』
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モントゥー指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1960年)
素朴な語り口だが、しみじみとした味のある演奏
ベートーヴェン: 交響曲全集・序曲集, 第九リハーサル付<タワーレコード限定> ピエール・モントゥー 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 他
ともやん 64才 横浜在住。
2019年7月に38年勤務した会社を退職し、現在自営とアルバイト生活。
ポップにライトでプロティアン・キャリアを実践する音楽好きおじさんです。
家族は妻と猫2匹。三人の子供たちは成人しています。
クラシック音楽を聴き始めて50年。好きな作曲家は、もちろんベートーヴェン。
聴き始めたころは、生誕200年としてお祭り騒ぎのようでしたが、先年の生誕250年は、コロナ禍によりコンサートが思うように開催できなかったので残念でした。
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