『 NO MUSIC, NO LIFE. 』 タワーレコードの公式通販
サイト管理人のともやんです。
2020年は、1770年の生まれのベートーヴェンの生誕250年ということで、企画盤など多く発売されました。
またコンサートも世界で数多く開催される予定でしたが、新型コロナ禍により、中止や延期が余儀なくされてしまいました。
でも、こんなときこそベートーヴェンの音楽が必要かもしれません。
ベートーヴェンは、作曲家として致命的な耳の疾患を持ちながら、人びとに勇気と希望を与える音楽を続けました。
かと言ってベートーヴェンの音楽は、勇ましいだけではありません。
時には優しく、時には儚く、美しく、そして深い。
そんな多面的な音楽だから、世界の人びとから愛され続けられると思います。
ベートーヴェンの作曲したジャンルが多岐にわたりますが、生涯を通して作曲されたのが、9つの交響曲、16作の弦楽四重奏曲、32作のピアノソナタです。
その中でも特に交響曲は、師や先輩であるハイドン、モーツァルトの作品に比べ、数こそ少ないですが、個性的で革命的な作品生みだしました。
このサイトでは、ベートーヴェンの交響曲のおすすめの名盤からタワーレコードでおすすめトップ10をご案内していきます。
2021年7月26日現在
ウィーン芸術週間1960 - ベートーヴェン 交響曲全曲演奏会 オットー・クレンペラー フィルハーモニア管弦楽団
クレンペラーの偉大さの証明!
1960年ウィーン芸術週間ベートーヴェン・ツィクルス・ライヴ。チェトラ盤以来最高の音質で登場。
「第九についてもこれに匹敵する演奏はない」(ハインリッヒ・クラリーク)
「しかしなんという緊張と迫力。なんという剛健さ、なんという構造の明快さ、そして賛歌のごときエクスタシー」(エクスプレス紙)と絶賛された伝説のツィクルスです。クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全曲をツィクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3回目のそして海外で初めての挙行となったのがこの1960年ウィーン芸術週間でありました。この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーですばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもっても非常にすばらしい演奏になるのです」(レコード芸術S35年8月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされました。肝心の音質も過去に出たものと比べてみましたが、そうとう優れております。演奏の凄さが音質の良さも手伝い感銘度のかなり高いディスクにしあがっております。
キングインターナショナル
ベートーヴェン 交響曲全集 リッカルド・ムーティ フィラデルフィア管弦楽団
1980年代後半に集中して録音された、ムーティ&フィラデルフィア管によるベートーヴェン交響曲全集。「レオノーレ」第3番や「フィデリオ」などの序曲も収録。ムーティは、1980~1992年の間、フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督期間中の代表的録音。前任のオーマンディの推薦で若き後継者となったムーティのこの録音は、ドラマティックで躍動感に溢れたもので、ムーティならではの芸術性が放出されています。
ワーナーミュージック・ジャパン
ベートーヴェン: 交響曲全集 ロジャー・ノリントン シュトゥットガルト放送交響楽団
2002年にシュトゥットガルトで行われた、ノリントンとシュトゥットガルト放送響によるベートーヴェン・チクルスを収めた一連のアルバムが、たいへんお求めやすいBOXで登場します。かなり速いテンポを基本とするアプローチですが、細部までおろそかにしない、とにかく丁寧な表現で、デュナーミクや歌いまわしにも独特のアイデアが満載。その美しさと爽快感は世界中の音楽ファンを魅了しました。第九のテノールにカウフマンが参加、マーチではその若々しい歌声を楽しむことが出来ます。
ナクソス・ジャパン
ベートーヴェン: 交響曲全集 フランツ・コンヴィチュニー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
演奏は、当時コンヴィチュニーのもとで最盛期にあったゲヴァントハウス管弦楽団の伸びやかな響きを基調とした格式高いもので、旧東独時代におけるベートーヴェン演奏の理想形とも言えるフォルムは現代においても大変魅力的です。
どの曲においてもストレスを感じさせない明朗かつストレートな表情を持ち、細部に至るまで目が行き届いたコンヴィチュニーの手腕には圧倒されます。特音は1959年から61年までと分散されているものの、オケのコンディションは常に絶好調で、第九における合唱陣は当時の東独のレベルの高さを示していると言えるでしょう。
ちょうど1959年から首席ホルン奏者に就任したペーター・ダム含め、演奏者や録音スタッフ含め全てが最高の演奏記録を残すべく尽力した結果がこれらの音源に結実しています。録音も約60年前とは思えないほどのクオリティであり、今回の高音質化でより細やかで温かみのあるコンヴィチュニーの特質を従来以上に感じ取れると思います。
ベートーヴェン: 交響曲全集 ウィリアム・スタインバーグ ピッツバーグ交響楽団
スタインバーグの"幻の名盤"、DGより初CD化
ウィリアム・スタインバーグとピッツバーグ交響楽団は1952年に35ミリ・マグネティック・フィルムによるベートーヴェン交響曲全曲録音を始めました。スタインバーグのベートーヴェンに対する真面目で控えめなアプローチは批評家に温かく受け入れられ、作品自身に語らせる指揮者として高く評価されました。
しかしLPとして名盤とされながら、なかなかCD化の機会に恵まれませんでした。今回ドイツ・グラモフォンからの初めてのCDとして、1960年代にCommand Classicsに録音されたスタインバーグのベートーヴェン交響曲ツィクルスが発売されます。CD5枚組BOX。ウィリアム・スタインバーグは1899年、ケルン生まれ。NBC交響楽団でアルトゥーロ・トスカニーニのアシスタントを務めた後、1952年にピッツバーグ交響楽団の音楽監督に就任しました。
ベートーヴェン: 交響曲全集 ヘルベルト・ブロムシュテット ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
90歳、巨匠ブロムシュテットとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管
ついにベートーヴェン・チクルスが完成。長年、築き上げた信頼関係の集大成がここに。ブロムシュテットによるベートーヴェンの交響曲全集が登場。オーケストラは、ブロムシュテットが1998年から2005年の7年間に渡ってシェフを務めた、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。2017年現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立ち、絶大な信頼を獲得しています。ブロムシュテットは、2017年7月に90歳の誕生日を迎え,ACCENTMUS MUSICは、これを記念して2014年から2017年の間に録音された同コンビによるベートーヴェン交響曲全曲のCDセットをリリース,大巨匠の栄光を讃えます。
世界で最も古い伝統を誇る名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は、これまでにコンヴィチュニー、マズア、シャイーなどとベートーヴェン交響曲全集を残しており、それらも歴史に残る素晴らしいものでした。しかしブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、今回待望の録音となりました。
ブロムシュテット自身は、シュターツカペレ・ドレスデンと全集を録音しているので今回で2度目の全曲録音となります。ブロムシュテットの解釈は、ベートーヴェン自身のオリジナルのメトロノーム記号に従い、速めのテンポで運ぶ演奏は、年齢を感じさせない躍動感あふれるもの。そして同時に堅実な解釈、しなやかで瑞々しい音楽は、まさに円熟の極みと言えるでしょう。
キングインターナショナル
ベートーヴェン: 交響曲全集 ヘルベルト・ブロムシュテット シュターツカペレ・ドレスデン
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最初のシュターツカペレ・ドレスデンとの全集
ベートーヴェン: 交響曲全集 カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
オーソドックスながら聴くほどに味わい深く感じられる名演
ベームによるベートーヴェンの交響曲全集。いずれも1970年代前半にウィーン・フィルとともに録音されたもので、常に作品自体を見抜いて客観的な基準に立って楽譜を見直すベーム。現代オーケストラにより極めてオーソドックスなベートーヴェン像ながら、聴くほどに味わい深く感じられる名演です。
ユニバーサル・ミュージック
ベートーヴェン: 交響曲全集 マレク・ヤノフスキ ケルンWDR交響楽団
ベートーヴェン生誕250周年記念
巨匠ヤノフスキ率いるケルンWDR響とのベートーヴェン交響曲全集が登場!!2020年のベートーヴェン生誕250周年を記念してPENTATONEレーベルより強力盤の登場。巨匠マレク・ヤノフスキ率いるケルンWDR交響楽団(ケルン放送交響楽団)による交響曲全集がリリースされます!すでに第5番「運命」&第6番「田園」(KKC 6108 / PTC 5186809)は単売でリリースされておりますが、その他の作品はこのセットにて初登場です。当録音は2018年10月から2019年11月にかけて、当団の本拠地ケルン・フィルハーモニーにて収録されました。
ヤノフスキのベートーヴェンといえば2018年12月のNHK交響楽団との第9演奏会で披露された重厚さを持ちながらも全曲を通して速めのテンポ設定で非常に見通しのよい演奏が話題となりました。また、2019年11月のケルンWDR交響楽団との来日公演では「田園」を披露。その圧倒的な統率力とパワフルなエネルギーの中にも繊細な響きを作り上げる巨匠ならではの演奏を聴かせてくれました。
期待に胸を膨らませてしまうヤノフスキによるベートーヴェンの交響曲全曲録音はひとつの完成形といえる充実の録音。丹念に練り上げたこの演奏には全交響曲を聴くことによって見えてくる世界が広がります。
ベートーヴェン: 交響曲全集 ロリン・マゼール アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団
真打登場!今年もベートーヴェン・イヤー
マゼール+トスカニーニ・フィル、ベートーヴェン:交響曲全集2008ライヴかのゲーテがここを訪れた際に「ここからの景色は世界一の美しさ」と賞賛した、シチリア最大の名所タルミーナのギリシャ劇場。マゼールはここで2008年の夏に一気にベートーヴェン・ツィクルスを展開し大きな話題となりました。巨匠にとってベートーヴェン全集はクリーヴランド管との1970年代のソニー盤のみ。
アンサンブルを強烈に締め付け、トスカニーニ張りの力瘤が盛上るような元気なベートーヴェン。やたらと早いテンポですっ飛ばしたり、対旋律の意識的な強調等。一筋縄ではいかない鬼才ぶりを発揮しております。自信、確信に満ちた巨匠らしい巨匠としての他との格の違いをマザマザと見せつけます。野外公演ながらヨーロッパ好みの完璧なマルチマイク収録であり、隅々まで明瞭で眼の前で演奏してくれているかのよう。
お相手はトスカニーニ交響楽団です。来日公演ではトスカニーニ・フィルの名称も使われました。トスカニーニ交響楽団は2002年にパルマにて創設された若いオーケストラ。デビューコンサートも指揮した巨匠マゼールは2004年から音楽監督を務めて鍛えぬき、ヨーロッパでも有数のアンサンブルに成長。2005年、2007年は来日公演も敢行しました。
ベートーヴェン交響曲全集 スウィトナー、ベルリン・シュターツカペレ
NHK交響楽団の名誉指揮者として日本の音楽ファンに深く愛された巨匠スウィトナーが、手兵であったドイツの名門オケ、ベルリン・シュターツカペレ(ベルリン国立歌劇場管)とともに録音した名盤。
新しい校訂譜だった“ギュルケ版”スコアを使用。当時、デンオンが誇ったデジタル技術を駆使したレコーディング~オーディオ・ファンの支持も獲得。第6番「田園」は、レコード・アカデミー賞を受賞し、決定的演奏のひとつとしてロングセラーを記録。
ともやん 64才 横浜在住。
2019年7月に38年勤務した会社を退職し、現在自営とアルバイト生活。
ポップにライトでプロティアン・キャリアを実践する音楽好きおじさんです。
家族は妻と猫2匹。三人の子供たちは成人しています。
クラシック音楽を聴き始めて50年。好きな作曲家は、もちろんベートーヴェン。
聴き始めたころは、生誕200年としてお祭り騒ぎのようでしたが、先年の生誕250年は、コロナ禍によりコンサートが思うように開催できなかったので残念でした。
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